安國寺(茨城県笠間市)の話朱印(しゃべる御朱印)
安国寺
電話 :0299−57−3085 住所 :茨城県笠間市上郷1487 アクセス:JR常磐線「岩間駅」から、車で7分 駐車場 :あり |
話朱印を頂く場合は、お寺への事前予約が必要です |
スマホをかざすと、お坊さんが飛び出て法話をしてくれる御朱印『話朱印』を頂くことができます。御朱印には「三界独尊」と書かれていますが、こちらは欲界・色界・無色界の三つの世界において、もっとも尊い釈迦如来を表した言葉です。
話朱印で話をして下さる菊池旭海住職は安國寺40代目の住職で、各地で法話を行う僧侶団体に所属するなど、お話の上手なお坊さんです。またリラックマが好きという意外な趣味もあり、安國寺の本堂には巨大なリラックマのぬいぐるみが置かれていたり、オリジナルの御朱印帳や絵馬にもリラックマが描かれています。
お寺に来られた方が笑顔になるようにとのメッセージも語られていますので、ぜひ楽しい気分でお参りしてみてくださいね。
安國寺は田園風景の広がる山の麓に建てられたお寺です。平安時代中期に天台宗寺院として開かれ、足利幕府による全国一国一ヶ寺安國寺創建の令によって常陸安國寺となり、さらに臨済宗から曹洞宗へと変わりながら現在まで続いています。
■豊かな自然に囲まれた安國寺の境内
本堂の前に残されている鎌倉時代の五輪塔は、このお寺の歴史の古さを物語っています。境内には他にも複数の五輪塔があります。
■五輪塔
そして本堂へと上がると、ご本尊の釈迦如来坐像が安置されています。南北朝時代の仏像で、寄木造りに彩色が施されるなどこの時代の作風を伝えています。また向かって左手側に立つ阿弥陀如来像は鎌倉時代に作られた貴重な仏像で、等身大の堂々としたお姿をされています。
■阿弥陀如来立像(笠間市指定有形文化財)
さらに他にも多くの仏像がありますが、安國寺ではその仏様ごとに御朱印が用意されています。茨城県の御朱印を特集した本にも掲載されるなど、多くの方がお参りに訪れています。
■安國寺の御朱印
なお、運が良ければ寺猫たちにも会えるかもしれません。写真の千恵蔵さんはおやつの時間になると二足歩行になり、目の前のことに集中する禅の教えを伝えているようでした。
■寺猫・千恵蔵さん(ちーちゃん)